医療保険の見直しに、知らないとバカを見る重要事項

医療保険の見直しにおいて一番重要なのは??

医療保険の見直しで一番頭を悩ますのは「入院日額をいくらにするのか?」ということではないでしょうか?

ここを決めないことには、なかなか前には進めません。

でもこれがなかなか難しい・・・。

何を基準に決定すべきなのかがわからないからです。

もちろん入院日額は高ければ高いほど安心はできますが、保険料がバカ高くなります。

また「1入院あたりの最高支払限度日数を何日にするのか?」ということも、医療保険の見直しにおいては悩みの種です。

現在では、30日、40日、60日、120日など、さまざまな内容のものがリリースされています。

「このうちどれにすればいいのか?」については、厚生労働省が実施している「患者調査」内の、主な傷病別入院日数などを参考にする必要があります。

ところで・・・

あなたは「入院日数がどんどん短くなっている」という現実をご存知でしたか?

そして、この原因の1つが・・・

病院側の経営施策上「1人の患者さんを長く入院させると、病院経営が成り立たなくなる」ということだとご存知でしたか?(※「入院日数短縮化の理由|患者を長く入院させない病院事情」はこちら

信じられないことですが、今では病院が経営難に陥る時代なのです。

そのような背景があるので、あなたが病気の心配をするあまり、「入院日額を高くしたり、1入院あたりの最高支払限度日数を長くする」ためにバカ高い保険料を払うという様な医療保険の見直しをしても、実際にそれ以上の入院給付金がもらえるのかどうかというのは、本当に疑わしいわけです。

なんじゃこりゃ!」ということが十分ありうるのです。

これでは「医療保険の見直しなんかしない方がましだ!」ということになりますね。

したがって医療保険の見直しにおいて一番重要なことは、単純ではありますが、

入院給付金総額>医療保険の保険料

になるように、様々な要件を加味した上で進めなければいけないということです。

日本には社会保険制度というものがありますが、あなたは保険適用の治療の場合、総医療費が高額になったと
しても個人的な支払いの限度額が決められていて、その限度額以上の費用は国が負担してくれるということを
ご存知でしたでしょうか?

これは「高額療養費制度」と呼ばれているものです。

実際に「自己負担限度額がいくらになるのか!?」は、医療保険を見直しする上では絶対に知っておかなければならない要件です。

下の一覧は70歳未満の方が入院した場合の、月間の自己負担限度額の計算式になります。
(2015/12/10現在)

「多数該当」:高額療養費として払い戻しを受けた月数が1年間(直近12ヵ月間)で3月以上あったときは、
       4月目(4回目)から自己負担限度額がさらに引き下げられます。

所得区分 自己負担限度額 多数該当
①区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
252,600円+(総医療費-842,000円)×1% 140,100円
②区分イ
(標準報酬月額53万~79万円の方)
167,400円+(総医療費-558,000円)×1% 93,000円
③区分ウ
(標準報酬月額28万~50万円の方)
80,100円+(総医療費-267,000円)×1% 44,400円
④区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
57,600円 44,400円
⑤区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
35,400円 24,600円

上の一覧より、日本人の平均的な報酬月額と思われる「③区分ウ」に該当する人が1か月入院して、

その総医療費が100万円だったとすれば・・・

87,430円 {=80,100+(1,000,000-267,000)×1%}

が自己負担限度額となることがわかります。

この金額を1か月30日で割ると、1日当たりの自己負担額は2,914円です。

総医療費が100万円もの高額になったとしても、1日当たりわずか2,914円で済むのです。

つまり医療保険の見直しにおいては、「日額3,000円給付されるもので十分ではないか!?」とも言えるのです。

※ただし、個室に入った場合などの差額ベッド代や食事代(現行1日780円)については、
   上記の自己負担限度額対象外となるので、その点は押さえておかなければならない点です。

※また保険適用外の治療などを受けたときも、原則自己負担限度額対象外となります。

上記では高額療養費制度について少し触れましたが、その他サラリーマンの方は仕事ができない状態に
なった時に、標準報酬日額の60%が支給される傷病手当金などの存在も知らなくてはなりません。

その支給額なども考慮しながら、「入院日額」や「1入院あたりの最高支払限度日数」を決め、医療保険の
見直しをする必要があるのです。

もし誰にも相談することなく、「すべて一人で調べて一人で医療保険の見直しをする!」と言われるなら、
めぼしい保険会社に足を運んで資料をもらってから検討するか、ネット上で医療保険資料一括請求ができます
から、それを利用されるといいでしょう。

ただし次の点については、しっかりと頭に入れておく必要があります。

上記の通り不明点が結構あったり、素人ではなかなか判断しづらい部分も出てきたりしますので、
その辺については、必ず該当の保険会社に問い合わせるようにしてください。

マイナスのことばかり書いてしまい申し訳ないのですが、保険料だけを見て、医療保険の見直しを
してしまうと必ずと言っていいほど失敗しますので、敢えて記載させていただきました。

やはり不明点や疑問点がない状態で、あなたにとって最良の医療保険を選んでいただきたいと思います。

また一括資料請求をしますと、思いもよらない電話攻勢があります。

・資料が届いたかコール

・資料を読んだかコール

・検討したかコール

・様子伺いコール

・新しい保険に入りませんかコール

これは資料請求をした人に対して、保険会社が必ず行なうようにマニュアル化されているコールですので仕方のないことなのですが、不明点や疑問点を解消するための電話だと考えて、予めいろいろと質問事項をまとめておくといいでしょう。

もし必要以上のコールがあった時には、きっぱりと断りを入れれば、それ以上のコールはなくなるはずです。

なお、「すべて一人で調べて一人で医療保険の見直しをする!」と言われるあなたには、更に詳細に解説している医療保険の選び方、この手順なら失敗しない!が役立つはずですから、こちらもご覧ください。

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